1.非中央主権(Decentralized)

非中央集権の考え方を理解するうえで、

ビットコインの始まりの「genesisブロック」には開発者サトシ・ナカモトからのメッセージが隠れています。

The Times 03/ Jan/ 2009 Chancellor on brink of second bailout for banks.

和訳:タイムズ 紙、2009年1月3日、2 度目 の 銀行救済の瀬戸際に立つ 大蔵大臣

引用元:ビットコイン genesisブロック

これは前例のない世界規模の金融危機が起こったことにより、今の金融機関のシステムに疑問を投げかける皮肉めいたメッセージです。

銀行の金融システムのように中央集権型でデータを保持するのではなく、

分散されたネットワークによって、非中央集権型の独立した金融システムの重要性を述べています。

もう少し、私たちの生活の落とし込んで考えてみましょう。

簡単な例を挙げると、

私たちは生活の中で、銀行の金融システムを使い、日本円を送ったり、ATMから引き出したりしています。

ここで銀行は手数料を取ります。

銀行の金融システムは、莫大なお金を掛けデータベースセンターを構築しています。

この金融システムを維持していくためにも、利用者から手数料を取るのは必要となります。

この中央集権型のシステムでは、懸念される点があります。

データベースセンターへの悪意ある攻撃があったらどうでしょうか。

もし、データベースの運営元がなくなってしまったり、利用者の不利益な方向に進んでしまったら。

それに反してビットコインはどうでしょうか?

ビットコインは理論上、データを送るトランザクション手数料は極めて少額です。

またデータベースセンターの役割をするシステムは、多くのマイナー(採掘者)によって保たれています。

マイナー(採掘者)たちはシステムを保つために自前で機器を購入します。

その数多くのマイナーたちは世界各地に散らばり、独立した考え方を持ち、ビットコインのシステムに貢献し報酬を得ています。

マイナー(採掘者)たちは世界各地のバラバラの場所でシステムを維持しているため、物理的な攻撃は、極めて難しくなります。

次に、ビットコインの運営元がなくなってしまったり、利用者の不利益な方向に進んでしまったら。

まずビットコインには運営元の事業会社のようなものは存在しません。

ビットコインのコア開発者と呼ばれる人たちは、ビットコインをより良いものにするよう、ボランティアでコミュニティに参加しています。

考え方の違いで分裂(ハードフォーク)したりしますが、

ビットコインの価値を認める人がいる限り、コア開発者がいて、システムに貢献した報酬を受けるマイナー(採掘者)が存在し、利用者がいる構図となっています。

2.改ざんされにくい

ブロックチェーン技術は時間が経過するほど改ざんしたり悪意ある攻撃がしにくくなります。

ビットコインでは10分間に1個ブロックが作られていきます。

時間がたつほどブロックの高さが積みあがっていくので、積みあがった連鎖が長いほど、本当のデータとしての信用が高くなります。

この連鎖を改ざんするためには、その連鎖よりも長い連鎖を持って攻撃する必要があります。今まで積みあがった連鎖をもって世界各地に散らばった51%以上のマイナー(採掘者)を攻撃するわけなので事実的に難しいといえます。

このことからブロックチェーン技術は非常に改ざんされにくいと言えます。

3.小さな価値でも送れる

この小さな価値でも送れるというのは、ビットコインのトランザクション手数料が銀行の送金手数料より低いことで可能になります。(※トランザクション手数料は高いものから優先され、現状高くなる可能性がありますが、あくまで前提条件として考えてください。)

例えば海外送金の場合、銀行から日本円の海外送金では、手数料も高く為替の問題も発生します。

5000円送金したいのに手数料で2500円から3000円とか取られたらバカらしくなってしましますね。

その点、ビットコインだと非常に低いトランザクション手数料で小さな単位でも送ることが出来ます。

送金相手が世界のどこにいてもトランザクション手数料は変わりません。

トランザクション手数料は送るデータ量によって決まります。

これらを利点を考えると、今の金融システムを新しく変えるだけのポテンシャルが仮想通貨にはあると考えられますね。